急性虫垂炎|新宿しまだ内科クリニック 公式コラム

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急性虫垂炎

疾患別コラム:急性虫垂炎

急性虫垂炎とは

俗に「盲腸」と呼ばれる病気です。
虫垂は大腸も盲腸の部分にぶらさがる様に付いています。虫垂内に細菌感染を起こし腫れ上がることで持続的な右下腹部痛を認めます。時に診断が難しいことがあること、診断が遅れると腫れた虫垂が破け、おなかの中に細菌が広がり腹膜炎という危険な状態になることもあります。
比較的知られている病気ではありますが確実な診断と疑わしき際は経過を慎重にみることが必要な病気です。
どの年代にも起こり得ますが、20-30歳代に頻度が高いと報告されています。

症状
典型的な症状は持続して増悪する右下腹部痛です。
初期はみぞおちあたりに胃痛様の症状で徐々に右下へ移動することもあります。発熱を伴うこともあります。

必要な検査
診察も非常に重要です。
確定診断を行う上で有用なのはCT検査になります。
血液検査も補助的診断として有用です。

治療方針
第一選択は外科的手術です。近年は腹腔鏡でのより小さな切開での手術になります。
手術を選択せずに抗菌薬治療で経過をみることもあります。この場合30-40%の再発率があるとされます。

「急性虫垂炎」について、
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新宿しまだ内科クリニック院長
高林英日己

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