食道癌|新宿しまだ内科クリニック 公式コラム

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食道癌

疾患別コラム:食道癌

食道癌とは
喫煙やアルコール多飲歴のある中高年男性に発生しやすい癌です。
特にアルコール摂取で顔が真っ赤になりやすい方はよりリスクが高いとされます。
もちろん喫煙・アルコール習慣のない方にも発生はします。
日本人の男性の部位別がん死亡者数では7番目あたりに位置します。

症状
初期は無症状です。
進行すると食べ物をのみこんだあとのつかえ感です。ひどくなると飲み物は通るものの、食べ物は通らない、あるいが停滞し通過の時間がかかる、という症状を呈しはじめます。最終的に通過困難状況となれば食事摂取をしても嘔吐を繰り返す状況になります。
また、病状が進行し周囲に影響してくると声がかすれる嗄声という現象を引き起こすこともあります。

必要な検査
胃カメラ:
診断するには絶対に必要です。
食道内を隅々まで確認し、疑わしき所見があれば検査時に一部を採取し顕微鏡検査で確定診断をつけることができます。
進行している食道癌の場合はCT検査やPET検査で周囲や全身への転移所見有無をチェックします。治療方針を決定するための癌のステージ判定を行う必要があります。

治療方針
癌の進行具合(ステージ)により治療の方法がかわります。つまり上記検査で診断と病期(stage:ステージ)の判断を行う必要があります。食道癌はステージは0~4の段階にわかれています。
初期の食道癌(ステージ0相当)と予想される場合は内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)という手術で根治をめざせます。しかし、それより進行している場合は外科手術、さらに進行している場合は抗癌剤、放射線治療、あるいは両者を組み合わせた治療を行います。
近年は抗癌剤の種類が以前に比してかなり選択肢が増えたことと、同じ食道癌であってもどの薬剤を選択すべきかを遺伝子検査や病変範囲や年齢などを加味して決定する時代に突入しています。

「食道癌」について、
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新宿しまだ内科クリニック院長
高林英日己