新宿の消化器内科、新宿駅東口徒歩3分【新宿しまだ内科クリニック】胃内視鏡検査、治療。

  • 〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目26−13 新宿中村屋ビル 3階
  • JR「新宿」駅 東口より徒歩2分、東京メトロ丸の内線「新宿駅」A6出入口直結

03-6380-1905

消化器内科

胃潰瘍/十二指腸潰瘍

胃潰瘍/十二指腸潰瘍

潰瘍(かいよう)とは、粘膜が炎症を起こして組織に深い傷ができ、えぐられた状態のことを言います。胃・十二指腸潰瘍は、ヘリコバクター・ピロリ菌の感染や痛み止めとしてよく使用される非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)などが原因で粘膜が傷害され潰瘍が発症します。

また、ストレスとも関係が深く粘膜の血流を悪くする原因になります。過労や寝不足、ストレスをためない生活習慣が重要です。

ヘリコバクター・ピロリ菌検査について

胃潰瘍、十二指腸潰瘍の方には、尿素呼気試験という検査で、検査用の錠剤を飲み、呼気を調べてヘリコバクター・ピロリ菌に感染しているか判別できます。
ピロリ菌が確認された方は、抗生剤でピロリ菌を除菌治療します。除菌により潰瘍の再発を予防できます。

逆流性食道炎

逆流性食道炎

強い酸性の胃液などが食道へ逆流し、食道に炎症が起こって、胸やけ胸の痛みなどの不快な症状が出る病気です。繰り返すと食道に潰瘍ができたり、粘膜がただれたりします。
原因は、ストレスや生活習慣によることもありますが、加齢により、胃と食道の間の筋肉が弱まるとなる場合があります。胃に負担になるような食事を控え、また、腹部をしめつけたり前屈姿勢を避けるなど生活習慣を見直すことでも緩和されます。

潰瘍性大腸炎

何らかの原因により大腸の粘膜などに炎症やただれ、潰瘍ができる病気で、治療が難しく厚労省の特定疾患の難病として認定されています。代表的な症状としては、血便・下痢・腹痛・発熱などがあります。進行すると、便に血の他に膿、粘液などが混じるようになり、頻繁に腹痛が起こり、貧血・高熱・吐き気・嘔吐などの全身症状に至ります。

この病気は、10代後半から30代半ばの比較的若年層でかかることが多く、また症状は一時的に治ってもまた再発を繰り返すことが多く慢性的になるとつらい病気です。

脂肪肝

脂肪肝とは、肝細胞に中性脂肪が脂肪滴として過剰に沈着している、脂肪沈着症を言います。原因は、食べ過ぎ、飲み過ぎ、運動不足などの生活習慣にあります。これらの原因はいずれも糖尿病、高血圧症、動脈硬化などの生活習慣病の原因となるためその治療が大切です。

過敏性腸症候群

過敏性腸症候群とは、大腸や小腸そのものには原因が無いにもかかわらず、下痢や便秘などの便通異常、腹痛や腹部膨満感などの腹部症状が慢性的に続く症候群です。発症には、ストレスが大きく関係しています。

機能性胃腸障害(FD)

機能性胃腸障害とは、消化管に明確な病変が見られないにもかかわらず、腹痛や腹部膨満感、胃もたれ、吐き気などの症状が慢性的に続く状態を指します。この障害の発症には、ストレスや不規則な食生活、睡眠不足などの生活習慣が大きく関与しています。症状が長期間続くため、生活の質に大きな影響を及ぼすことが多く、適切な治療と生活習慣の改善が重要です。治療法としては、薬物療法、心理療法、食事療法などが挙げられます。

上部内視鏡検査
(胃内視鏡検査・胃カメラ)

上部内視鏡検査(胃内視鏡検査)

胃内視鏡検査は一般によく「胃カメラ」と言われている検査です。
内視鏡検査は、胃や食道の病気の早期発見に有効な検査方法のひとつとして重要な役割を果たしています。過去に辛くて苦しい内視鏡検査を体験された方もおられると思いますが、近年の内視鏡技術は格段に進歩しています。苦痛も少なく、より精密な検査を行うことが可能となっています。

経口内視鏡検査

カメラを口から挿入し、先端に付いている超小型のカメラで主に胃や食道の様子を画面に映し出して検査を行います。カメラは非常に細いので、苦痛も少なく検査を受けることができます。

診察時にお持ちいただくもの

  • 保険証
  • 服用中のお薬がある方は、お薬手帳などお薬の内容がわかるもの
  • 人間ドックや健診で引っかかった方はその検査結果一式

原則として、前日の食事制限は必要ありませんが、なるべく21時までに食事を済ませてください。
当日の朝は食べないでいらしてください。検査前の飲み物については、水、茶、スポーツドリンクに準ずるものならば問題ありません。午後の検査の場合は、朝は軽く済ませで、お昼は食べないでください。服装は、なるべく楽な格好でお越しください。

検査当日

1.受付(問診票記入)
受付

スタッフの指示に従ってご記入ください。わからないことなどございましたら、お気軽にお尋ねください。

2.問診
問診

内視鏡検査を行う事前チェックとして問診を行いますので、質問にお答えください。

3.診察
診察

検査前に、診察を行います。検査を行うにあたり、問題が無いかを確認します。また、検査前処置や検査方法など、検査完了までの流れをご説明します。

4.検査
検査

内視鏡検査を行います。力を抜き、リラックスして受けてください。検査は5~10分で終わります。

5.検査終了後
検査終了後

検査が終わって身支度を整えたら、少し休んでください。気分が悪い時は、お申し出ください。お休みいただいた後、検査後の注意事項の説明があります。

6.検査結果の説明
検査結果の説明

画像をご確認いただきながら検査結果の説明を行います。

胃カメラのよくある質問

HP内の胃カメラページも参照ください

どこを見る検査ですか?

臓器名では、食道→胃→十二指腸下行部・十二指腸乳頭(視認しにくいこともあり)になります。
咽頭・喉頭などの「のど」領域は通過しますが、詳細な観察は難しいです。この領域を詳しく観察する際は耳鼻咽喉科が望ましいです。

どんな病気がわかりますか?

食道・胃・十二指腸の管腔内にできる病気。
食道癌・胃癌・十二指腸癌・逆流性食道炎、バレット食道、食道裂孔ヘルニア、胃炎、胃・十二指腸潰瘍などの診断や推測をすることができます。近年は画像精度が高くなり、早期の癌については以前に比して認識しやすくなっております。
観察だけで診断できない病気については病変部を検査時に採取し顕微鏡(病理)検査へ提出し診断をつけます。
ピロリ菌については胃や十二指腸の観察である程度感染有無や既往を推察することはできますが、確定診断には胃カメラ検査時に胃粘膜の一部を採取し細菌培養検査に提出し判断することができます。
その他、好酸球性食道炎・胃腸症、カンジダ食道炎、胃アニサキス、食道アカラシア・胃・十二指腸にできるリンパ腫や粘膜下腫瘍などの病気についても診断や推測することができます。

バリウム検査との違いはなんですか?

バリウム検査との圧倒的な違いは直接観察できることです。これにより微小な変化や病変にも気づくこともできます。例えば、バリウムで隆起性の病変があると判断される所見があった場合は胃カメラではそのものを観察しており診断や組織を一部採取して行う顕微鏡(病理)検査を同時に行うことができます。
また、食道や胃における早期癌所見については胃カメラでの観察が圧倒的に優位です。特にピロリ菌除菌後であれば、除菌後胃癌が問題になり胃カメラでの定期検査をお選びされることを強く勧めます。

検査にかかる時間は?

胃カメラ検査そのものは10-15分前後です。
検査前ののどの麻酔や鎮静薬を使用する際には点滴確保などを行うため準備に10-20分を要します。また、検査時に鎮静薬を使用した場合は、検査終了後30-60分間はお休みが必要になります。

検査にかかる費用は?

保険の種類、胃カメラ観察だけなのか、追加で病理組織(生検)検査をしたか、により金額に変動がございますが、
初診料や再診料や検査前感染症採血検査を含めますと、胃カメラだけの合計費用は1割負担の方でおよそ¥4,000。
3割負担の方でおよそ¥9,000となります。
(注意)鎮静薬を使用した際にはさらに金額が追加となります

※横にスクロールできます

1割負担 3割負担
初診料(感染症採血) ¥900 ¥2,700
胃カメラのみ 約¥3,000 約¥6,000
胃カメラ+
病理組織(生検)検査
約¥3,000〜¥4,000 約¥10,000
ピロリ菌検査 ¥500~¥1,000 ¥1,500~¥2,000
検査前の生活や食事に制限はありますか?

前日の生活に制限はほぼありません。検査が午前であれば、前日のお食事を21時頃までに済ませて頂くことだけが必要です。

検査当日の生活や食事に制限はありますか?

検査が午前・午後に関わらず、水・茶・スポーツドリンクに準ずるものは摂取可能です。2時間前からは少量にとどめて頂き、可能であれば摂取をお控えください。
お食事は、

午前に胃カメラ検査の場合

朝食から検査が終わるまでお控えいただきます。

午後に胃カメラ検査の場合

朝食は可能ですが朝7時頃までにお済ませください。以降のお食事は昼食を含めお控えいただきます。

検査後は食事再開が可能です。粘膜組織を採取する生検検査をした場合は、刺激物やアルコール摂取はお控え頂くことを勧めています。

検査前後の生活・食事などの制限について

※横にスクロールできます

生活 お仕事 お食事 お飲み物
前日 制限なし 制限なし 夕食は21時頃まで 制限なし
当日
検査前
制限なし 検査前可能 午前検査:
朝食不可。検査が終わるまで禁食です
午後検査 朝食:
朝7時までであれば可。以後検査終わるまで禁食です。
検査前まで少量可(水・茶・スポーツドリンクに準ずるもの)
当日
検査後
鎮静薬使用の際は自動車・バイク・自転車は禁止 制限なし
(鎮静剤使用時はお休みがベター)
制限なし
生検検査をした場合は刺激物の食事はお控えすることを勧めます
生検検査をした場合、アルコールはお控え頂くことを勧めます
翌日以降 制限なし 制限なし 制限なし 制限なし
検査前や検査後仕事にはいけますか?

検査前にお仕事にはいけます。
検査後は鎮静薬を使用していなければお仕事にいけます。
鎮静薬を使用した際は、お仕事ができないわけではありませんが、ぼんやりした感じが残る可能性がありますのでお休みされることを勧めます。

常用薬は服薬できますか?

原則前日も当日可能です。むしろ血圧のお薬は当日朝もいつも通り内服してください。中止をお願いする薬としては糖尿病のお薬です。お食事を取らずに内服されると低血糖を引き起こす可能性があるからです。また、血液をサラサラにするお薬の休薬をお願いすることがありますが原則継続することが多いです。内服されている種類や内服されている理由などにより継続・中止をお伝えいたしますのでご心配なく。

鎮静剤とはなんですか?

検査時の苦痛や不快感をできるだけ軽減するためのお薬です。当院ではミダゾラムという薬を使用しています。点滴で検査直前に投与することで一時的にうとうとと眠る感じになり検査を楽に受けることができます。あるいは検査時の記憶があまり残らず苦しかった感じが残らず終えられます。検査後呼びかけにより容易に目が覚め、投与から1時間ほどで歩行は可能となりお話もでき通常の意識に戻ります。効果には個人差があり、抗不安薬を多剤内服されている方や、アルコール多飲の方々には時に効果を得づらいことが知られております。デメリットとしては血圧が下がる、呼吸が浅くなるなどがあります。これらの症状が出る場合は検査そのものが施行できなくなるため申し訳ありませんが十分な鎮静下での検査は難しくなります。
また、使用当日の乗用車・バイク・自転車などの運転は控えて頂きます。意識や判断がしっかりしていない可能性があり取り返しのつかない事故につながる可能性がありますのでこの点は必ずお守りください。

クリニックHPコラムも参照ください

院長コラム:胃のお話

当クリニックでは、胃に関するさまざまな情報を提供しています。特にピロリ菌に関する内容について、世代別感染率や除菌治療の重要性、除菌後のフォローアップ、検査方法などを詳しく解説しています。ピロリ菌と胃がんの関係や、除菌後も定期的な胃カメラ検査の必要性についてもお伝えしています。