新宿の消化器内科、新宿駅東口徒歩3分【新宿しまだ内科クリニック】胃内視鏡検査、治療。

  • 〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目26−13 新宿中村屋ビル 3階
  • JR「新宿」駅 東口より徒歩2分、東京メトロ丸の内線「新宿駅」A6出入口直結

03-6380-1905

胃カメラ(胃内視鏡)検査について

当院では、胃カメラ(上部消化管内視鏡)・大腸カメラ(下部消化管内視鏡)の双方を同日に検査することが可能です

双方の検査をご検討も、日常多忙が故に通院時間が限られている方には一両日で済ませることはメリットがございます。検査時の苦痛・不快感などの負担を軽減する目的での鎮静薬使用も可能です。
当日は、大腸カメラ検査前と同様の準備をして頂いた上での来院となります。双方の検査を行うことでの新たな追加準備事項はございません。

なお、お身体への影響は、別々の日に検査を受ける場合と比較し少なからず負担がかかりますので、医師の診察にて可能である方に限らせてはいただいていることをご了承ください。安全な検査を最優先とさせて頂ければ幸いです。

胃カメラ(胃内視鏡)検査について

上部内視鏡検査(胃内視鏡検査)

胃内視鏡検査は一般によく「胃カメラ」と言われている検査です。
内視鏡検査は、胃や食道の病気の早期発見に有効な検査方法のひとつとして重要な役割を果たしています。過去に辛くて苦しい内視鏡検査を体験された方もおられると思いますが、近年の内視鏡技術は格段に進歩しています。苦痛も少なく、より精密な検査を行うことが可能となっています。

胃カメラ(胃内視鏡)検査

カメラを口から挿入し、先端に付いている超小型のカメラで主に胃や食道の様子を画面に映し出して検査を行います。カメラは非常に細いので、苦痛も少なく検査を受けることができます。

診察時にお持ちいただくもの

  • 保険証
  • 服用中のお薬がある方は、お薬手帳などお薬の内容がわかるもの
  • 人間ドックや健診で引っかかった方はその検査結果一式

原則として、前日の食事制限は必要ありませんが、なるべく21時までに食事を済ませてください。
当日の朝は食べないでいらしてください。検査前の飲み物については、水、茶、スポーツドリンクに準ずるものならば問題ありません。午後の検査の場合は、朝は軽く済ませで、お昼は食べないでください。服装は、なるべく楽な格好でお越しください。

検査当日

1.受付(問診票記入)
受付

スタッフの指示に従ってご記入ください。わからないことなどございましたら、お気軽にお尋ねください。

2.問診
問診

内視鏡検査を行う事前チェックとして問診を行いますので、質問にお答えください。

3.診察
診察

検査前に、診察を行います。検査を行うにあたり、問題が無いかを確認します。また、検査前処置や検査方法など、検査完了までの流れをご説明します。

4.検査
検査

内視鏡検査を行います。力を抜き、リラックスして受けてください。検査は5~10分で終わります。

5.検査終了後
検査終了後

検査が終わって身支度を整えたら、少し休んでください。気分が悪い時は、お申し出ください。お休みいただいた後、検査後の注意事項の説明があります。

6.検査結果の説明
検査結果の説明

画像をご確認いただきながら検査結果の説明を行います。

胃カメラのよくある質問

HP内の胃カメラページも参照ください

どこを見る検査ですか?

臓器名では、食道→胃→十二指腸下行部・十二指腸乳頭(視認しにくいこともあり)になります。
咽頭・喉頭などの「のど」領域は通過しますが、詳細な観察は難しいです。この領域を詳しく観察する際は耳鼻咽喉科が望ましいです。

どんな病気がわかりますか?

食道・胃・十二指腸の管腔内にできる病気。
食道癌・胃癌・十二指腸癌・逆流性食道炎、バレット食道、食道裂孔ヘルニア、胃炎、胃・十二指腸潰瘍などの診断や推測をすることができます。近年は画像精度が高くなり、早期の癌については以前に比して認識しやすくなっております。
観察だけで診断できない病気については病変部を検査時に採取し顕微鏡(病理)検査へ提出し診断をつけます。
ピロリ菌については胃や十二指腸の観察である程度感染有無や既往を推察することはできますが、確定診断には胃カメラ検査時に胃粘膜の一部を採取し細菌培養検査に提出し判断することができます。
その他、好酸球性食道炎・胃腸症、カンジダ食道炎、胃アニサキス、食道アカラシア・胃・十二指腸にできるリンパ腫や粘膜下腫瘍などの病気についても診断や推測することができます。

バリウム検査との違いはなんですか?

バリウム検査との圧倒的な違いは直接観察できることです。これにより微小な変化や病変にも気づくこともできます。例えば、バリウムで隆起性の病変があると判断される所見があった場合は胃カメラではそのものを観察しており診断や組織を一部採取して行う顕微鏡(病理)検査を同時に行うことができます。
また、食道や胃における早期癌所見については胃カメラでの観察が圧倒的に優位です。特にピロリ菌除菌後であれば、除菌後胃癌が問題になり胃カメラでの定期検査をお選びされることを強く勧めます。

検査にかかる時間は?

胃カメラ検査そのものは10-15分前後です。
検査前ののどの麻酔や鎮静薬を使用する際には点滴確保などを行うため準備に10-20分を要します。また、検査時に鎮静薬を使用した場合は、検査終了後30-60分間はお休みが必要になります。

検査にかかる費用は?

保険の種類、胃カメラ観察だけなのか、追加で病理組織(生検)検査をしたか、により金額に変動がございますが、
初診料や再診料や検査前感染症採血検査を含めますと、胃カメラだけの合計費用は1割負担の方でおよそ¥4,000。
3割負担の方でおよそ¥9,000となります。
(注意)鎮静薬を使用した際にはさらに金額が追加となります

※横にスクロールできます

1割負担 3割負担
初診料(感染症採血) ¥900 ¥2,700
胃カメラのみ 約¥3,000 約¥6,000
胃カメラ+
病理組織(生検)検査
約¥3,000〜¥4,000 約¥10,000
ピロリ菌検査 ¥500~¥1,000 ¥1,500~¥2,000
検査前の生活や食事に制限はありますか?

前日の生活に制限はほぼありません。検査が午前であれば、前日のお食事を21時頃までに済ませて頂くことだけが必要です。

検査当日の生活や食事に制限はありますか?

検査が午前・午後に関わらず、水・茶・スポーツドリンクに準ずるものは摂取可能です。2時間前からは少量にとどめて頂き、可能であれば摂取をお控えください。
お食事は、

午前に胃カメラ検査の場合

朝食から検査が終わるまでお控えいただきます。

午後に胃カメラ検査の場合

朝食は可能ですが朝7時頃までにお済ませください。以降のお食事は昼食を含めお控えいただきます。

検査後は食事再開が可能です。粘膜組織を採取する生検検査をした場合は、刺激物やアルコール摂取はお控え頂くことを勧めています。

検査前後の生活・食事などの制限について

※横にスクロールできます

生活 お仕事 お食事 お飲み物
前日 制限なし 制限なし 夕食は21時頃まで 制限なし
当日
検査前
制限なし 検査前可能 午前検査:
朝食不可。検査が終わるまで禁食です
午後検査 朝食:
朝7時までであれば可。以後検査終わるまで禁食です。
検査前まで少量可(水・茶・スポーツドリンクに準ずるもの)
当日
検査後
鎮静薬使用の際は自動車・バイク・自転車は禁止 制限なし
(鎮静剤使用時はお休みがベター)
制限なし
生検検査をした場合は刺激物の食事はお控えすることを勧めます
生検検査をした場合、アルコールはお控え頂くことを勧めます
翌日以降 制限なし 制限なし 制限なし 制限なし
検査前や検査後仕事にはいけますか?

検査前にお仕事にはいけます。
検査後は鎮静薬を使用していなければお仕事にいけます。
鎮静薬を使用した際は、お仕事ができないわけではありませんが、ぼんやりした感じが残る可能性がありますのでお休みされることを勧めます。

常用薬は服薬できますか?

原則前日も当日可能です。むしろ血圧のお薬は当日朝もいつも通り内服してください。中止をお願いする薬としては糖尿病のお薬です。お食事を取らずに内服されると低血糖を引き起こす可能性があるからです。また、血液をサラサラにするお薬の休薬をお願いすることがありますが原則継続することが多いです。内服されている種類や内服されている理由などにより継続・中止をお伝えいたしますのでご心配なく。

苦痛・不快感軽減目的での鎮静薬使用について

検査時の苦痛や不快感をできるだけ軽減するためのお薬です。当院ではミダゾラムという薬を使用しています。点滴で検査直前に投与することで一時的にうとうとと眠る感じになり検査を楽に受けることができます。あるいは検査時の記憶があまり残らず苦しかった感じが残らず終えられます。検査後呼びかけにより容易に目が覚め、投与から1時間ほどで歩行は可能となりお話もでき通常の意識に戻ります。効果には個人差があり、抗不安薬を多剤内服されている方や、アルコール多飲の方々には時に効果を得づらいことが知られております。デメリットとしては血圧が下がる、呼吸が浅くなるなどがあります。これらの症状が出る場合は検査そのものが施行できなくなるため申し訳ありませんが十分な鎮静下での検査は難しくなります。
また、使用当日の乗用車・バイク・自転車などの運転は控えて頂きます。意識や判断がしっかりしていない可能性があり取り返しのつかない事故につながる可能性がありますのでこの点は必ずお守りください。

クリニックHPコラムも参照ください

苦痛・不快感軽減目的での鎮静薬使用について

当院では、消化管内視鏡(胃カメラ・大腸カメラ)の検査時の苦痛や不快感を少しでも緩和する目的で鎮静薬の使用が可能です。検査に対する不安の軽減と、検査を受けることへの敷居を下げることができます。ご希望があればお気軽にお申しつけください。

方法は点滴(静脈)からミダゾラムという薬を投与します。
お薬の使用することで完全に眠ってしまうわけではございません。ウトウトする感じです。全身麻酔ではございません。

  • 「全然覚えていない」
  • 「ほとんど記憶がない」
  • 「なんとなく記憶があるような気もするが、思い出せない」

というのが使用された方々の多くの感想です。多くの皆様が幸い苦痛を感じることなく終えられています。

投与量は体重、血圧、呼吸状態を考慮し安全に使用可能な範囲になります。際限なく投与できません。また、得られる薬の効果については個人差があります。効果が得られにくい方の特徴としては、

  • アルコールを日常多飲されている方
  • 睡眠導入薬や抗不安薬を、複数、長期間使用されている方

このような方々には鎮静薬の効果が得られにくいことが知られております。

鎮静薬使用でのデメリット

  • 使用後ぼんやりと眠い状態になりますので、1時間弱はクリニックでお休みいただきます。
    同日の乗用車・バイク・自転車の使用は危険ですので必ず控えていただきます。
  • 検査時に血圧の低下・呼吸が浅めになること
    この際には投与量を増やすことはできません。時に、効果を減弱するお薬を投与することがあります。

以前検査がつらかった、初めてなので不安である、鎮静薬の使用でこの点については大部分が解消できると思いますので、ご希望の際は遠慮なくお申し付けください。