「つかえ感」|新宿しまだ内科クリニック 公式コラム

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「つかえ感」

症状別コラム:「つかえ感」についてです。

つかえ感とは

食べものを飲みこんだ後に、喉もとや胸の中央あたりに違和感を指します。口から胃につながるパイプである食道の中を食べものが通過しにくい状態が起きるとつかえ感が生じます。病気によってはつかえ感を放置していると、食べ物を飲み込んでも通過せず、結果として嘔吐を繰り返してしまう状況になり得えます。

食道は口と胃をつなぐパイプですので、パイプ内のつまり、パイプの損傷を引き起こす病気が主な原因になります。この中では食道がん・食道胃接合部がんが最も危険な病気です。タバコ・アルコール摂取が多い方はそのリスクが高く要注意です。アルコールで顔が赤くなりやすい方ほど食道がんリスクが高いことも要注意です。これらに該当される方でつかえ感が持続する際は早めに受診相談を検討ください。

逆流性食道炎では多彩な症状を呈し、つかえ感を主訴とされる方もおります。
食道アカラシアと言う病気は食道の下端が広がらず、極度な狭さとなる病気で治療を要します。
近年では好酸球性食道炎という病気も増えてきております。原因ははっきりとわかっておりませんが治療方法はだいぶ確立されてきております。

原因となり得る病気

・食道がん
・食道胃接合部がん
・食道狭窄
・食道潰瘍
・逆流性食道炎   https://naika.clinic/blog/逆流性食道炎/
・好酸球性食道炎  https://naika.clinic/blog/好酸球性食道炎/
・食道アカラシア
・喉頭咽頭神経症

に対する検査
胃カメラ
口腔内から喉もと(咽頭喉頭)、食道内、食道と胃のつなぎめ、および胃内を確認します。異常が疑われる部位を一部採取し顕微鏡検査で詳しく調べる病理検査も同時に行うことができます。

つかえ感に対する治療
症状の原因となっている治療になります。
食道内に腫瘍がある際はその精査を進め外科手術を含めた専門的な治療を要します。
逆流性食道炎や、好酸球性食道炎はそれぞれ治療方法の戦略がある程度確立しておりますので、それに乗っとって各種内服治療を行うことになります。時に病気は見つからないものの、のど元の違和感を訴えられるケースもあります。耳鼻咽喉科、消化器内科双方での検査で異常がない場合になりますが、この場合にも各種内服(漢方なども含め)を行うことで症状が緩和することがあります。

「つかえ感の症状に対する
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新宿しまだ内科クリニック院長
高林英日己