機能性胃腸障害のお薬とは?|新宿しまだ内科クリニック 公式コラム
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機能性胃腸障害
機能性胃腸障害
新宿しまだ内科クリニック高林です。
今回は機能性胃腸障害で使用するお薬です。
前回お話しさせて頂きましたように、機能性胃腸障害で用いるお薬は患者様の主訴に合わせたものが選択されます。また、同じ主訴でも効果は人それぞれでどの薬がベストであるかは使用してみないとわからないところもありますし、その効果にも即効を得る時期も内服してまもない方もいればしばらくして効果を得る方もおられます。
機能性胃腸障害と思われる患者様の代表的な訴えとしては
「食欲がない」
「食べてすぐにおなかがいっぱいになってしまう」
「食後にもたれた感じがする」
「食後に気持ちわるくなる」
「げっぷが多い」
「みぞおちが痛くなる」
「お腹がいつもはっている感じがしてくるしい」
などでしょうか。もちろん、これらの訴え=機能性胃腸障害ではありません。
あくまでこれらの症状を有する可能性が疾患の可能性を精査し、除外されるた場合になります。このため採血検査や胃カメラ検査、大腸カメラ検査、腹部超音波(エコー)検査、CT/MRI検査など必要に応じて検査を考慮せねばなりません。
その上で使用するお薬としては
胃腸の食物を運搬する作業をアシストしてあげるお薬
胃酸やその他の消化液の分泌をマイルドにしてあげるお薬
胃腸に溜まるガスを軽減してあげるお薬
胃腸の粘膜を保護したり良い環境を保つお薬
これらに加えて、背景にストレス的な因子が強い際には、
緊張を緩和するお薬
しっかりと眠るためのお薬
こういったお薬を組み合わせて症状緩和を図ります。
錠剤・漢方薬・液体のお薬など多少種類があります。
処方後は、内服して2-4週後に受診を頂き、必ずその後の症状経過を確認し適宜修正が必要であるかを確認することが大切です。もし、必要と思われる検査をとばして内服治療を先行され症状の改善がない際には、処方内容の再考も必要ですがしかるべき検査をきちんと考慮すべきです。万が一重篤な疾患が潜んでいた際には見落としてしまうことになります。
機能性胃腸障害(ディスペプシア)と診断された、
他医療機関で検査をして問題ないと言われたが、症状があってお困りである、
いちからきちんと精査したい。
そのような方はぜひ当クリニックへ来院頂き一緒にご相談しましょう。
ぜひ当クリニックへご相談ください。
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新宿しまだ内科クリニック院長 高林英日己