「腹部膨満感」|新宿しまだ内科クリニック 公式コラム

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「腹部膨満感」

症状別コラム:「腹部膨満感」についてです。

 

腹部膨満感とは
いわゆるおなかの張り感を指します。ガスが溜まっている感じがするとお話しされるケースの多い症状です。

腹部膨満感の原因となり得る病気
・大腸がん

・習慣性便秘症
・機能性胃腸障害
・腸閉塞
・腹水症
・婦人科疾患

消化内容物が通過しにくくなる病気としては大腸がん、腸が外から圧排されて通過しにくくなる病気として卵巣嚢腫や子宮筋腫や泌尿器科腫瘍が挙がります。あるいは多量の腹水の存在も腹部膨満を誘発します。
これらが存在しない場合は、便秘や胃腸の運動の低下と腸の内容物が停留気味となり症状を呈することがあります。また、ガスを多く含む食品(炭酸飲料・小麦製品・キシリトール製品など)の影響もあるとされます。
規則正しい生活習慣や運動習慣も胃腸の運動維持に関与しているとされています。

腹部膨満感に対する検査
腹部レントゲン検査
腸のガスの量を客観的に評価できます。
大腸カメラ・胃カメラ
腸内の病変精査を評価できます
超音波(エコー)・CT・MRI検査など
腹水貯留の有無・婦人科腫瘍や泌尿器科腫瘍有無の検索に役立ちます

 

腹部膨満感に対する治療
原因に対する治療が優先されます。
もしも腸に通過障害があるようであれば、この部分の治療が最優先です。その理由が大腸がんであれば外科的手術を含んだ専門的な治療が必要になります。
通過障害を有しない便秘症状であれば、便秘の改善に努めます。便秘と言っても診療は奥が深く各種内服薬を適切に選び、組み合わせ治療を行うことが必要となります。
この他にも腸管内のガスを緩和するお薬や腸の運動をサポート、アシストする薬も使用し症状軽快に努めます。
腸内環境を整える整腸剤も効果があると報告されており他のお薬に合わせて併用を考慮することもございます。
また、一部の食品には膨満感を悪化させることも知られていること、食事を含めた生活習慣の乱れや運動習慣の欠如なども成因と言われており、これらの改善も症状軽快には必要とされます。

 

「腹部膨満感の症状に対する
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新宿しまだ内科クリニック院長
高林英日己