胃アニサキス |新宿しまだ内科クリニック 公式コラム
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疾患別コラム:胃アニサキス
胃アニサキスとは
線虫(寄生虫)の幼虫であるアニサキスはサバ、アジ、イカに寄生します。このアニサキスが寄生する魚介類を食べてしまうことで、私たちの胃の中へ一緒に入り込みます。その後アニサキスは胃の粘膜に潜りこみます。物理的な刺激とアレルギー様の反応によりみぞおちのあたりに痛みを生じさせます。時に小腸粘膜に潜りこむことがあり、この際は腹痛の部位が下腹部中心となります。
症状
胃痛。みぞおちのあたりに持続的な痛みを生じます。
必要な検査
胃カメラ:
痛みを認める際に胃カメラ検査を行うと潜りこみかけているアニサキスを発見できます。
逆に時間が経ってからだと発見できないため、疑われる際にはなるべく早く検査を行います。
治療
胃カメラ検査で発見した際は、処置具でアニサキスをつまみ出します。
つまみ出すことができなくても3-4日で死滅するのでその後症状は軽快します。
まれですが消化管が裂ける(穿孔)を起こすことがありこの際は緊急外科手術を要します。
「胃アニサキス」について、
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新宿しまだ内科クリニック院長
高林英日己