大腸がん、診断のきっかけ別5年相対生存率。がん検診では98%以上。|新宿しまだ内科クリニック 公式コラム

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大腸がんのお話

大腸がん、診断のきっかけ別5年相対生存率。がん検診では98%以上。

新宿しまだ内科クリニック高林です。

今回は大腸がんの診断契機と生存率に差についてです。

大腸がんの確定診断がつくには下部消化化管内視鏡、つまりは大腸カメラが必須になります。
自らすすんで検査をする方もおられますが、多くの場合は検査を受けるきっかけのある方々が大半だと思います。


市町村自治体のがん検診、職場の検診、人間ドックなどで便潜血検査を行い、たまたま陽性となり内視鏡検査を受ける


他のご病気があり通院。担当医師から大腸カメラの必要性を指摘され検査を受ける


ご自身で何らかの症状を自覚。病院に受診し検査を受ける。

実は、上記3パターンで大腸がんの診断がついた後の生存率が違うことがわかっています。
下記にお示しします。

     

無症状でありながらも便潜血検査陽性を契機に、あるいは人間ドックであえて大腸カメラ検査を選択し受けてみた。このような方々ではもしも大腸がんがあっても早期で見つかる可能性が高くなるため5年後の相対生存率は93%以上、がん検診においては98%以上、つまり多くの方々が根治を得ることができるわけです。

一方、血便、便秘、下痢、腹痛などの自覚症状を有してようやく医療機関を受診され大腸カメラを行い診断がつく。このグループでは60%を下回る5年相対生存率となっております。

つまり、自覚症状が出てしまってからでは、危ないということです。
無症状であっても、大腸がんが忍び寄ってきていないかを、いち早く察知することがとても大切です。その存在に気づくきっかけとしては、がん検診での便潜血検査が重要です。あるいは人間ドック、違和感を少しでも感じた際の先送りをしない大腸カメラ検査が大切であると考えます。

大腸がんについてご不安な方、
大腸がん検診の便検査で要精査(陽性)になってしまった方、
大腸カメラのご相談をされたい方、ぜひ当クリニックへご相談ください。

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新宿しまだ内科クリニック 院長 高林英日己