なかなか治らない胃部不快感 〜それって機能性胃腸障害(ディスペプシア):Functional dyspepsiaかも?〜|新宿しまだ内科クリニック 公式コラム

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消化器症状

なかなか治らない胃部不快感 〜それって機能性胃腸障害(ディスペプシア):Functional dyspepsiaかも?〜

「胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)を受けて異常がないと言われたけど胃の調子が悪い」、「逆流性食道炎と診断され薬を飲んでいるけど症状が良くならない」などの相談を受ける事がよく有ります。

皆さんは機能性胃腸障害(機能性ディスペプシア):Functional dyspepsia(以下FD)とよばれる病気(病態)病気をご存知でしょうか?

この病気に関しては世界的な定義と日本での定義がありますが、簡単に定義すると「検査で問題が無ないのにお腹の症状(消化器症状)が起こる病態」をFDと言います。

訴え方も様々で、代表的な主訴としては下記のような症状があります。
・胃がもたれる
・胃が重たい
・すぐにおなかがいっぱいになる
・食べると気持ち悪くなる
・みぞおちの辺りが痛い
・食欲がわかない

FDの診断で重要なことは、器質的疾患が体に存在しないことです。器質的疾患とは胃潰瘍・十二指腸潰瘍・粘膜障害の強い(炎症の強い)胃炎・胆石症・慢性膵炎・胃癌・膵癌などが挙げられます。
これらの疾患を否定するためには医師の診察のみならず、可能であれば胃カメラやCT検査やエコー検査、採血検査などで客観的評価をすることが理想的です。

しかしながら実際の現場ではすべての方々にひとつずつの検査をすることが難しい現状であり、これを踏まえた日本のガイドラインでは内視鏡検査がなくとも疑わしい場合はFDと診断して治療を開始することもあります。

機能性胃腸障害(ディスペプシア)と診断された方、他医療機関で検査をして問題ないと言われたものの症状でお困りの方はぜひ当クリニックへ御来院下さい。

下記webまたはお電話03-6380-1905から受診のご予約ができます。
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新宿しまだ内科クリニック院長  内田 隆行

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