大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)ってどんな検査?|新宿しまだ内科クリニック 公式コラム
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当院の検査
当院の検査
大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)について説明します。
今回は長文ですが、読み辛いので近い内に要約したものも投稿します。
また、検査に関する詳細な説明は当クリニックの公式サイトにも記載していますので、一読して頂けると幸甚と存じます(🔗新宿しまだ内科クリニック公式サイト)。
食物は消化・吸収されると残った泥状の残渣(残りかす)となって大腸に流れ込みます。
個人差はありますが、150cm長の大腸の中を10時間〜数日かけて進むことで水分が取り除かれ固形の便が形成されて体外に排泄されます。
つまり大腸は常に便が通過および停留している臓器となります。
大腸は口から遠いため、カメラ(内視鏡)はお尻(肛門)から挿入します。
便が残っているとカメラが通らず、大腸が汚れていると観察ができないため 検査前に便を洗い流す目的で下剤を内服する必要があります。
大腸は長く所々屈曲しているため検査中に 腹部違和感や痛みを感じる事があります。
肛門から大腸カメラを挿入し食物(便)が通る道を逆行して半時計周りに盲腸まで進みます。そして大腸カメラをゆっくり引き抜きながら観察をして戻ってきます。
肛門からの挿入となると、羞恥心や気が進まないこともあるかと思われます。
しかしながら検査用のパンツを履いてお尻を隠して検査をしますし、検査中医師はモニターを注視しているため患者様の痒みや痛み等の症状が無ければお尻や肛門を見ることはありません。
胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)は9〜12時間の食事制限で検査可能ですが、大腸は前述の通り、便が停留しているため食事制限だけでは検査ができません。
腸に残っている便を洗い流す作業が必要で、下剤として検査前日の夜に錠剤のお薬、検査当日数時間前から液体の薬を内服します。
大腸カメラの準備関しての詳細は当クリニックの説明ページ下記も参照ください(🔗新宿しまだ内科クリニック公式サイト)。
大腸の長さや曲がり角度には個人差があります。5分もかからず肛門から盲腸(肛門から大腸の最も奥の部分)まで容易に到達する方もいれば、20〜30分を要してようやく盲腸まで到達する方もいます。
曲がり角度が強い・腸が長い・これまでに受けた手術の影響による腸の癒着・疼痛などの理由で、極稀に盲腸まで到達できないこともあります(このことを事前に想定することはやや困難な印象があります)。
このため当クリニックでは、可能な限り苦痛の少ない検査を受けて頂けるように点滴での鎮静薬(ドルミカム 一般名ミタゾラム)を使用しております。
効果としてはウトウトと眠気を感じて緊張が和らぎます。全身麻酔ではないので完全に意識がなくなる事はありませんが、検査後に患者様に伺うと「全く覚えていない」、「何となくうっすら覚えている程度です」という感想が多く見受けられます。検査に不安がある方にお勧めです。
また2026年1月から痛みに対する対策(鎮痛薬)として医療用麻薬のペチジン(一般名ペチジン塩酸塩)も当クリニックでも使用出来るように成りました。
麻薬と言う名前のため敬遠される方もいらっしゃると思いますが、ペチジンはモルヒネなどの麻薬よりも効果がマイルドで依存性も低く、検査時のみの単回使用であればまず依存性が生じることはありません。しかしながら薬剤であるため副作用として嘔気・頭痛・めまい・血管炎に伴う血管痛などが報告されています。
鎮静剤だけで多くの方が特に問題なく検査可能ですが、検査中に強い痛みがある場合は鎮痛薬を追加投与すると非常に楽に検査を受ける事が可能です。
また過去に痛みで大腸カメラを途中で中止された方などにも鎮静剤は有効な薬です。
大腸カメラの模擬的な写真になりますが、当クリニックの内視鏡室です。

大腸カメラの太さはボールペンと相違ありません。

先端にレンズがついており、モニターに大腸の中が映し出されます。
入り口である肛門に潤滑剤のゼリーを塗布し開始します。内視鏡は直腸→S状結腸→下行結腸→横行結腸→上行結腸→盲腸の順に挿入します。その後、二酸化炭素ガスを注入し盲腸から直腸までの大腸を膨らませて観察を行います。
大腸ポリープを認めた際は大きさが10mm未満で、安全な治療が可能と判断できる場合はその場で切除・回収して顕微鏡検査(病理検査)へ提出しています。
切除に際して痛みはありません。稀に切除後の出血を来たすことが報告されておりますが、その頻度はかなり低いとされます。
また、10mm以上の大きさ・出血が予想される形状・形状的に悪性腫瘍(癌)が疑われる場合などは入院対応が可能な高次医療機関に紹介します。
大腸がんについてご不安な方、
大腸がん検診の便検査で要精査(陽性)になってしまった方、
大腸カメラのご相談をされたい方、ぜひ当クリニックへ御来院ください。
下記webまたはお電話03-6380-1905から受診のご予約ができます。
https://ssc8.doctorqube.com/shinjuku-shimada-naika/
新宿しまだ内科クリニック 内田 隆行