癌の5年生存率 〜厚労省発表「2016 年全国がん登録生存率報告」〜|新宿しまだ内科クリニック 公式コラム
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消化器がん
消化器がん
昨日のニュース・報道でご存知の方もいらっしゃると思われますが、厚労省より「癌の5年生存率(2016 年に癌と登録された方々の5年生存率)」が令和8年1月14日付で報告されました。詳細は厚労省のレポートを参照下さい🔗(PDFファイル)。
ちなみに5年生存率とは「がんと診断された患者さんのうち5年後に生存している人の割合」を示す指標です。
15歳以上の報告では前立腺癌(8万8961人)の5年生存率が最も高く(良く)92.1%、膵臓癌(3万9247人)が最も低く(悪く)11.8%でした。
消化器癌では食道癌(2万5439人)が46.5%、胃癌(13万2588人)が64%、大腸癌(15万9093人)が67.8%、肝および肝内胆管癌(4万1014人)が33.4%、胆嚢・胆管癌(2万1797人)が23%、膵臓癌(3万9247人)が11.8%という結果になりました。
上記の内、早期癌では下記の生存率となります。
食道癌(1万0255人)が77.9%、胃癌(7万6273人)が90.8%、大腸癌(7万3268人)が91.6%、肝および肝内胆管癌(2万3198人)が51.1%、胆嚢・胆管癌(3757人)が46.6%、膵臓癌(3600人)が45%
昨今では早期癌であれば食道・胃・大腸では内視鏡手術、進行癌でも条件が満たされれば鏡視下手術またはロボット手術など低侵襲(体に負担の少ない手術)が可能になりました。抗がん剤も分子標的薬などの新薬が開発されています。
しかしながら、消化器癌の5年生存率はまだ高いものではありません。
医学・技術が進歩した令和時代でも、癌診療の最善策は早期発見早期治療であることを痛感する報告でした。
消化器癌を専門としてきた小生としては、「癌は交通事故と同じく予測不能であり、誰しも罹患する病気」と考えます。ただし交通事故と異なり、癌の場合は「定期検査で発見が出来、高度な治療により突然命を落とす事もなく回復する見込みが十分期待できる疾患」とも考えます。
各種がん検診を積極的に受診し、必要な場合は精査を受ける事を前向きにご検討下さい。がん検診を受ける機会を逸してしまった方も是非当院で相談して下さい。
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新宿しまだ内科クリニック 内田 隆行