目の痒み・くしゃみ・鼻水 〜それって黄砂のせい?〜|新宿しまだ内科クリニック 公式コラム
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アレルギー
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1月16日から関東へも黄砂の飛来が報告されました。
小生も目の痒みが最近気になり、1月15日ごろから眠くなりにくいアレルギー薬のビラノア(ビラスチン)を飲み始めました。
小生はもともとアレルギー体質なのでハウスダストの影響とも考えますが、花粉症にしては少し早く、これって黄砂の影響も少なからずあるのでは無いかと考察しています。
黄砂とは、中国大陸のゴビ砂漠などの砂漠地帯から強風によって巻き上げられた砂塵が上空に吹いている偏西風に乗って日本へと運ばれる現象で主に春(3月〜5月)に多く観測されます。今年は飛来のタイミングが早いようです。
黄砂の主成分は石英や長石などの鉱物粒子ですが、日本に飛んでいる過程で、大陸の工業地帯で大気汚染物質が付着します。また、微生物、重金属、農薬成分なども黄砂に含まれていることも分かっています。(出典:市瀬 孝道; 4.黄砂と中国大都市粒子状物資の健康影響, 2009年度秋季大会シンポジウム「東アジアの大気環境」の報告, 日本気象学会機関誌「天気」;58:31-36,2011)
黄砂の健康被害としてはアレルギー症状(目や鼻の痒みや鼻水、鼻詰まり)・呼吸器症状(喘息の悪化など)・循環器症状(心筋梗塞)などが報告されていますが、特に多いものとして目・鼻・喉などのアレルギー症状と、喘息などの呼吸器疾患の悪化が挙げられます。
主な症状とその特徴をまとめました。
花粉症と似た症状が多くの人に現れます。特に春先は花粉と黄砂が同時に飛来し、相乗効果で症状が重くなるいわゆる花粉爆発が起きやすいことが知られています。
・鼻: くしゃみ、鼻水、鼻づまり
・目: 目のかゆみ、充血、涙、異物感(結膜炎症状)
・喉: 喉の痛み、イガイガ感、咳
・皮膚: かゆみ、発疹、肌荒れ
・全身症状: 頭痛、倦怠感、熱っぽさ
・喘息・気管支炎: 咳、痰、息苦しさ、喘鳴(ゼーゼー・ヒューヒューする呼吸音)
・慢性閉塞性肺疾患(COPD、肺気腫):呼吸苦の増悪
新宿しまだ内科クリニック院長 内田 隆行