逆流性食道炎その③ 〜治療について〜|新宿しまだ内科クリニック 公式コラム
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逆流性食道炎の治療としては①生活習慣改善による治療、②内服薬による治療、③外科治療(手術)があります。
①生活習慣是正
・食後2〜3時間は横にならない
・食後の運動、前屈みやしゃがんで行う動作を控える
・寝る直前の食事は避ける
・1口30回以上噛み、早食いや食べ過ぎに注意する
・コーヒー類・お茶類・炭酸飲料水・アルコールを飲み過ぎない
・食後の喫煙を控える
・肥満傾向を是正する
・ストレスを解消・低減する など
②内服薬
胃酸の分泌を抑える薬が一般的です。
プロポンプヒンヒビターと呼ばれるPPI(例:エソメプラゾール・ラベプラゾールなど)というグループの内服薬か、より胃酸分泌を抑える作用のあるカリウムイオン競合型アシッドブロッカーと呼ばれるPcab(例:タケキャブ)が使用されます。
多くの方はこれらにお薬で症状が緩和してきます。中には症状緩和が難しい方もおられ、その際には治療ガイドラインで推奨される他剤との併用などを検討します。
いつまで内服すべきかということについては、以前は徐々に量を減らし休薬してみる方針が主ではありましたが、最近は症状緩和時思い切って休薬してみて症状経過を確認し再度の内服が必要かどうかを検討する方針が取られることも多くなりました。どちらがいいかの結論はまだ出ておりませんが患者様の状況や意向をくんで決めているのが現状です。なお、内視鏡検査で程度のひどい逆流性食道炎が認められている際は内服を継続するのが一般的です。
③外科手術
薬物療法が第一選択肢ですが、クスリによって症状が改善されない、クスリを飲み続けたくないという場合に外科的治療を行うことがあります。当院では信頼のおける大学病院など高次医療機関への紹介をしております。生活支障を及ぼす逆流症状がある方もご相談下さい。
逆流性食道炎治療や逆流性食道炎症状でお悩みの方はぜひ当クリニックへご相談ください。下記webまたはお電話03-6380-1905から受診のご予約ができます。
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新宿しまだ内科クリニック院長 内田 隆行