マンジャロとダパグリフロジンの違いは?効果・副作用・使い方・料金を比較|新宿しまだ内科クリニック 公式コラム

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マンジャロ(医療ダイエット)

マンジャロとダパグリフロジンの違いは?効果・副作用・使い方・料金を比較


マンジャロとダパグリフロジンの違い 注射と飲み薬をわかりやすく比較 新宿しまだ内科クリニック
マンジャロとダパグリフロジンの違い 注射と飲み薬をわかりやすく比較 新宿しまだ内科クリニック

監修:新宿しまだ内科クリニック 理事長 島田昌彦 / 最終更新日:2026年9月8日

マンジャロとダパグリフロジンは、どちらも体重管理についてご相談いただくことのあるお薬ですが、働き方はまったく異なります。マンジャロ(チルゼパチド)は週1回の注射薬で、GIP・GLP-1というホルモンの受け皿に働きかけます。ダパグリフロジンは1日1回の飲み薬で、尿から糖を出しやすくするSGLT2阻害薬です。

「注射と飲み薬では何が違うのですか」「自分にはどちらが合っていますか」というご質問を、診察でよくいただきます。

この記事では、しくみ・使い方・副作用・料金・併用するときの注意点をくらべながら、できるだけわかりやすくご説明します。どちらが向いているかは、これまでの病気やお薬、体調、生活のリズムによって変わりますので、最終的には診察のうえ医師が判断します。

この記事は、お薬について知っていただくための一般的なご説明です。処方の可否、お薬の種類、用量は、診察のうえ医師が判断します。ご希望どおりの処方をお約束するものではありません。

マンジャロ(チルゼパチド)とは

マンジャロは、有効成分「チルゼパチド」を含む週1回の皮下注射のお薬です。日本国内では「2型糖尿病」を効能・効果として承認されています。

どのようなしくみのお薬ですか

食事をすると、腸から「GIP」「GLP-1」というホルモンが出ます。これらは、インスリンの分泌を助けたり、胃から食べ物が送り出される速さをゆるやかにしたり、満腹感に関わったりしています。

チルゼパチドは、この2つのホルモンの受け皿(受容体)に働きかけるお薬です。そのため、食事の量が自然と抑えられたり、食後の血糖の上がり方がゆるやかになったりすることが知られています。

マンジャロの基本情報

  • 使い方:週1回、同じ曜日に皮下注射(原則として自己注射。ご来院いただき看護師が注射することもできます)
  • 用量:2.5mg・5mg・7.5mg・10mg・12.5mg・15mgの6段階
  • 開始:原則として低用量から始め、体調をみながら医師が段階的に調整します
  • 保管:冷蔵庫での保管が必要です

「高い用量ほど適している」というものではありません。吐き気などの症状が出やすい方もいらっしゃるため、当院では原則として低用量から始め、体調を確認しながら調整していきます。

マンジャロを体重管理の目的で使用する場合は、国内で承認された効能・効果とは異なる適応外使用となります。詳しくは記事末尾の表示をご覧ください。

ダパグリフロジン(SGLT2阻害薬)とは

ダパグリフロジンは、「SGLT2阻害薬」というグループに分類される1日1回の飲み薬です。注射が苦手な方からご相談をいただくことの多いお薬です。

どのようなしくみのお薬ですか

腎臓には、いったん尿に出た糖を体に取り込み直す働きがあります。この働きを担っているのが「SGLT2」というしくみです。

SGLT2阻害薬は、この取り込み直しを抑えて、尿への糖の排出を増やすお薬です。その結果、尿と一緒に一定量のエネルギーも体の外へ出ていきます。

ただし、食事や運動などの生活習慣に代わるものではありません。お薬だけに頼るのではなく、生活習慣とあわせて取り組んでいただくことが大切です。

ダパグリフロジンの基本情報

  • 使い方:1日1回、決まった時間に内服します
  • 剤形:錠剤(注射ではありません)
  • 特徴:尿の量が増えるため、こまめな水分補給が大切です
  • 保管:常温で保管できます

なお、ダパグリフロジンを有効成分とするお薬は複数の製品があり、製品によって国内で承認されている効能・効果が異なります。当院では、診察時に実際に使用する製品と、適応外使用にあたることをご説明します。


ダパグリフロジンのしくみの図解。腎臓のSGLT2に作用して糖の取り込み直しを抑え、尿への糖の排出を増やす。生活習慣に代わるものではないこと、1日1回内服・錠剤・水分補給・常温保管の基本情報もあわせて解説
ダパグリフロジンのしくみの図解。腎臓のSGLT2に作用して糖の取り込み直しを抑え、尿への糖の排出を増やす。生活習慣に代わるものではないこと、1日1回内服・錠剤・水分補給・常温保管の基本情報もあわせて解説

ダパグリフロジンが体に働くしくみ(画像をタップすると大きく表示できます)

2つのお薬のちがい(比較表)

いちばん大きな違いは、マンジャロは食欲や胃の動きに関わるホルモンに作用する注射薬、ダパグリフロジンは尿から糖を出す飲み薬という点です。

  マンジャロ ダパグリフロジン
お薬の種類 GIP/GLP-1受容体作動薬(注射) SGLT2阻害薬(飲み薬)
使い方 週1回 皮下注射 1日1回 内服
主な働き 食欲や胃の動きに関わるホルモンに働きかけます 余分な糖を尿と一緒に体の外へ出します
起こりやすい副作用 吐き気、嘔吐、下痢、便秘、腹部の張り、注射部位の反応など 頻尿、のどの渇き、脱水、尿路感染症、性器の感染症など
日常で気をつけること 冷蔵庫での保管、注射の手技、脂っこい食事や食べ過ぎを控えること こまめな水分補給、陰部を清潔に保つこと
国内での承認 2型糖尿病 製品により異なります
体重管理での使用 適応外使用(自由診療) 適応外使用(自由診療)
料金の目安(税込) 1本 3,400円〜14,000円 30錠(1か月分)6,000円
初回 4,800円

表は違いを大まかにつかんでいただくためのものです。どちらが優れているというものではありません。体調やご希望、これまでの経過によって、適したお薬は変わります。

注射と飲み薬、どちらを選ぶのですか

お薬は「注射がよい」「飲み薬がよい」と単純に決められるものではありません。診察では、たとえば次のような点を確認しています。

  • 注射に抵抗があるか
  • 毎日飲むほうが続けやすいか、週1回のほうが続けやすいか
  • 吐き気や便秘など、胃腸の症状が起こりやすくないか
  • 脱水を起こしやすくないか
  • 尿路感染症や性器の感染症になったことがあるか
  • 腎臓の働き
  • いま使っているお薬
  • これまでの治療歴

どちらが優れているかではなく、その方が安全に続けられる方法を選ぶことが大切です。ご希望はお伺いしますので、遠慮なくお聞かせください。

併用について

「注射と飲み薬を一緒に使えますか」というご質問もいただきます。

併用の可否は、これまでの病気、体調、脱水のリスク、ほかに飲んでいるお薬などを確認したうえで医師が判断します。とくにマンジャロで食事量が減っている時期にSGLT2阻害薬を併用すると、水分やエネルギーが不足しやすくなることがあります。

また、SGLT2阻害薬では、まれにケトアシドーシスという状態を起こすことがあります。体の中でエネルギーが足りなくなったときに起こるもので、食事がほとんどとれない、嘔吐や下痢が続く、強い脱水があるときは、とくに注意が必要です。

お薬を休んでご相談いただきたいとき

  • 食事がほとんどとれない日が続いている
  • 嘔吐や下痢が続いている
  • 水分がとれず、強い脱水がある
  • 強いだるさ、吐き気、腹痛、いつもと違う息苦しさがある

このようなときは自己判断で飲み続けず、当院または医療機関へご相談ください。

患者様のご判断で併用したり、量を増やしたりしないでください。他院で処方されているお薬がある場合は、必ず診察時にお申し出ください。

起こりうる副作用と注意点

どちらのお薬にも副作用が起こる可能性があります。あらかじめ知っておいていただくことが、安全に使ううえでいちばん大切です。

マンジャロ

主な副作用 悪心(吐き気)、嘔吐、下痢、便秘、腹痛、消化不良、食欲減退、腹部膨満、胃食道逆流、注射部位の赤み・かゆみ・痛み・腫れ、疲労感など
まれに起こる重い症状 低血糖、急性膵炎、胆石症・胆嚢炎・胆管炎、アナフィラキシー、血管性浮腫、脱水にともなう急性腎障害など

ダパグリフロジン(SGLT2阻害薬)

主な副作用 頻尿、多尿、のどの渇き、脱水、尿路感染症、性器の感染症、便秘など
まれに起こる重い症状 ケトアシドーシス、腎機能障害、低血糖、重い感染症など

次のような症状があるときは、使用を中止して速やかに医療機関へご相談ください

  • 嘔吐をともなう強い腹痛が続く
  • 息苦しさ、顔やのどの腫れ、じんましん
  • 強い脱水症状、立ちくらみ、意識がもうろうとする
  • 発熱をともなう排尿時の痛み、陰部の強い痛みや腫れ
  • 冷や汗、動悸、強い空腹感、手のふるえ(低血糖が疑われる症状)
  • 強いだるさ、吐き気、腹痛、いつもと違う息苦しさ(ケトアシドーシスが疑われる症状)

使用できない方・慎重な判断が必要な方

次のような方には、原則として処方できない、または慎重な判断が必要です。当てはまるかどうかご不安な場合も、診察時にお聞かせください。

どちらのお薬にも共通

  • 妊娠中の方、妊娠している可能性のある方、授乳中の方
  • 近い時期に妊娠をご希望の方
  • 摂食障害の既往がある方
  • ほかの医療機関で治療中の病気やお薬がある方

マンジャロ(注射)で慎重な判断が必要な方

  • 膵炎になったことがある方
  • 胆のうや胆管の病気がある方
  • ほかの血糖を下げるお薬を使用中の方

ダパグリフロジン(飲み薬)で慎重な判断が必要な方

  • 腎臓や肝臓の働きが低下している方
  • 脱水を起こしやすい方、利尿薬を使用中の方
  • 尿路感染症や性器の感染症をくり返している方

飲み薬は尿の量が増えるため、腎臓の働きや水分の状態がとくに大切になります。そのため、注射のお薬とは注意する点が異なります。

ここに挙げたものがすべてではありません。最終的な処方の可否は、問診と診察のうえ医師が判断します。

料金の目安

いずれも健康保険が使えない自由診療です。表示はすべて税込価格です。

マンジャロ(1本あたり)

用量 通常価格 ご紹介割引価格
2.5mg 3,400円 3,000円
5mg 5,800円 5,400円
7.5mg 7,300円 6,900円
10mg 8,800円 8,400円
12.5mg 12,000円 11,000円
15mg 14,000円 13,000円

内服薬(30錠・約1か月分)

お薬 初回価格 通常価格
ダパグリフロジン 4,800円 6,000円

当院では初診料・再診料はいただいておりません

お薬のみをご希望の場合、お支払いはお薬代のみです

  • ご自身で注射するのが難しい方は、ご来院いただき看護師が注射することもできます。初回の指導時は無料、2回目以降は1回につき手技料550円です。
  • InBody測定は、治療中の方はご希望により月1回まで無料です。同月2回目以降は1回1,000円です。
  • 用量・本数・お薬の種類は、診察のうえ医師が判断します。
  • 料金は予告なく変更する場合があります。

当院での進め方

当院では、担当がそれぞれの役割でご説明します。診察の前に、まずカウンセラーが副作用と料金についてご説明します。

STEP 1カウンセラーによる事前のご説明

一般的に起こりうる副作用と、そのときの対応、料金についてご説明します。ご不明な点はどうぞ遠慮なくお尋ねください。ご説明を聞いたうえで、今回は見送るという判断もしていただけます。

STEP 2医師による問診・診察

ご説明を聞いて処方をご希望される場合に、医師の診察へお進みいただきます。これまでの病気やお薬、体調、生活習慣をおうかがいし、お薬を使えるかどうか(適応)を医師が判断します。お薬の種類・用量もここで決まります。必要と判断した場合は、検査をご提案することがあります。

STEP 3看護師による使用方法のご説明

注射のお薬をお使いになる場合は、看護師が使い方をご説明します。初回は院内で注射を行うことも可能です。ご自身で注射するのが難しい方は、毎回ご来院いただき、看護師が代わりに注射することもできます(初回の指導時は無料、2回目以降は1回につき手技料550円)。保管の方法や、打ち忘れたときの対応もあわせてご案内します。

STEP 4ご納得いただいたうえで開始

適応外使用であること、期待される作用と副作用、ほかの選択肢、治療を受けないという選択について医師からご説明し、ご同意をいただいたうえで開始します。開始後も、体調を確認しながら継続の可否を判断します。

あわせてお読みください
マンジャロそのものについては「マンジャロとは?」で、起こりうる副作用と症状が出たときの対応については「マンジャロの副作用について」で詳しくご説明しています。

よくあるご質問

Q. 注射と飲み薬、どちらが自分に合っていますか?

これまでの病気やお薬、体調、生活のリズム、注射への抵抗感などによって変わります。診察でおうかがいしたうえで、医師がご提案します。

Q. 糖尿病ではありませんが、使えますか?

糖尿病ではない方が体重管理を目的として使用する場合は、国内で承認された効能・効果とは異なる適応外使用となります。処方できるかどうかは、診察のうえ医師が判断します。

Q. 健康保険は使えますか?

体重管理を目的とした処方は自由診療のため、健康保険は適用されません。ただし当院では初診料・再診料はいただいておりません。お薬を処方する場合は、お薬代をご負担いただきます。

Q. どのくらいで変化がありますか?

感じ方や変化には個人差が大きく、体重の減少やその他の結果を保証するものではありません。お薬だけに頼るのではなく、食事と運動を含めた生活習慣とあわせて取り組んでいただくことが大切です。

Q. やめたあとはどうなりますか?

中止後に体重が戻ることがあります。中止の時期や進め方についても、診察でご相談いただけます。

Q. 2つを一緒に使えますか?

併用の可否は、これまでの病気、体調、脱水のリスク、ほかのお薬などを確認したうえで医師が判断します。患者様のご判断で併用しないでください。

Q. 自分で注射できますか?

基本的にはご自身で注射していただきます。初回は院内で注射を行うことも可能で、看護師が使用方法をご案内します。ご自身で注射するのが難しい方は、毎回ご来院いただき、看護師が代わりに注射することもできます。初回の指導時は無料、2回目以降は1回につき手技料550円(税込)です。

Q. 打ち忘れ・飲み忘れたときはどうすればよいですか?

2回分をまとめて使用することは避けてください。対応の仕方はお薬や経過によって異なりますので、自己判断せず当院へご連絡ください。

Q. 採血は必要ですか?

基本的に必須としていません。ただし、これまでの病気やお薬、診察の結果によっては、医師が検査をご提案する場合があります。

Q. お酒は飲んでも大丈夫ですか?

アルコールは脱水につながりやすく、とくにSGLT2阻害薬をお使いの場合は注意が必要です。飲まれる場合は量を控えめにし、水分をこまめにおとりください。心配なことがあれば診察時にご相談ください。

Q. 妊娠中・授乳中でも使えますか?

妊娠中の方、妊娠している可能性のある方、授乳中の方には、原則として処方できません。診察時に必ずお申し出ください。

自由診療・適応外使用に関する表示

治療内容 チルゼパチド製剤「マンジャロ」を週1回皮下注射する、またはSGLT2阻害薬(ダパグリフロジン)を医師の指示に従って内服する自由診療です。注射は原則として自己注射ですが、ご来院いただき看護師が注射することもできます。
承認状況 マンジャロは国内で2型糖尿病治療薬として承認されています。ダパグリフロジンは使用する製品によって承認された効能・効果が異なります。いずれも体重管理を目的とする使用は適応外使用です。
入手経路 国内の医薬品卸売業者を通じて、国内承認品を入手しています。個人輸入品ではありません。
国内承認薬の有無 マンジャロと同じ有効成分「チルゼパチド」のお薬として、肥満症を効能・効果とする「ゼップバウンド」が国内で承認されています。成分の異なる別のお薬ではなく、販売名と、承認されている効能・効果が異なります。ゼップバウンドの使用にあたっては、対象となる方の条件、実施する医療機関、治療方法等が定められています。
主な副作用 マンジャロ:悪心、嘔吐、下痢、便秘、腹痛、消化不良、食欲減退、腹部膨満、胃食道逆流、注射部位反応、疲労など。まれに低血糖、急性膵炎、胆石症・胆嚢炎・胆管炎、アナフィラキシー、血管性浮腫、脱水にともなう急性腎障害など。
SGLT2阻害薬:頻尿、多尿、口渇、脱水、尿路感染症、性器感染症、便秘など。まれにケトアシドーシス、腎機能障害、重い感染症など。
費用 マンジャロは1本あたり3,400円から14,000円(税込)。ご紹介割引が適用される場合は1本あたり3,000円から13,000円です。ダパグリフロジンは30錠(1か月分)が初回4,800円・通常6,000円です。初診料・再診料はいただきません。お薬のみをご希望の場合、お支払いはお薬代のみです。看護師が注射する場合は、初回の指導時は無料、2回目以降は1回につき手技料550円です。InBody測定は月1回無料、同月2回目以降は1回1,000円です。
救済制度 適応外使用による自由診療のため、医薬品副作用被害救済制度の対象とならない可能性があります。
効果について 治療結果には個人差があり、体重減少その他の結果を保証するものではありません。

参考にした公的資料

  • PMDA(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構)「医療用医薬品情報検索」の各添付文書・患者向医薬品ガイド
  • 厚生労働省「医療法における病院等の広告規制について(医療広告ガイドライン)」

注射と飲み薬、どちらもご相談いただけます

次のような段階でも、どうぞご相談ください。

  • 注射と飲み薬のどちらが自分に合うのか分からない
  • 以前ほかのクリニックで治療していた
  • 副作用が心配で、まだ決めきれない
  • まずは選択肢だけ知りたい

当院では、これまでの病気やお薬、体調、生活のリズムを確認したうえで、医師が治療に進めるかどうかを判断します。無理におすすめすることはありません。

この記事の監修について

本記事は、新宿しまだ内科クリニック 理事長 島田昌彦が内容を確認したうえで公開しています。記載内容は公開時点の情報にもとづくもので、一般的なご説明です。個々の患者様の診断・治療に代わるものではありません。ご不安なことや、ご自身に当てはまるかどうかは、診察の際に医師へご相談ください。

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