マンジャロとは?|週1回の注射薬チルゼパチドをわかりやすく解説|新宿しまだ内科クリニック 公式コラム

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マンジャロ(医療ダイエット)

マンジャロとは?|週1回の注射薬チルゼパチドをわかりやすく解説


マンジャロとは? 週1回の注射薬チルゼパチドをわかりやすく解説 新宿しまだ内科クリニック
マンジャロとは? 週1回の注射薬チルゼパチドをわかりやすく解説 新宿しまだ内科クリニック

監修:新宿しまだ内科クリニック 理事長 島田昌彦 / 最終更新日:2026年9月4日

マンジャロは、有効成分「チルゼパチド」を含む週1回の皮下注射のお薬です。日本国内では「2型糖尿病」を効能・効果として承認されており、体重管理を目的として使用する場合は適応外使用(自由診療)となります。この記事では、マンジャロがどのようなお薬なのか、しくみ・使い方・料金・当院での進め方を、はじめての方にもわかるようにご説明します。

「マンジャロという名前は聞いたことがあるけれど、実際にどういうお薬なのかはよく知らない」という声を、診察でよくおうかがいします。

お薬のことを知っていただくことは、安心して治療を続けていただくための第一歩です。ここでは、できるだけ専門用語をかみくだいてご説明します。

この記事は、お薬について知っていただくための一般的なご説明です。処方の可否、用量、本数は、診察のうえ医師が判断します。ご希望どおりの処方をお約束するものではありません。

マンジャロとはどのようなお薬ですか

マンジャロ(一般名:チルゼパチド)は、週に1回、ご自身でお腹や太もも、二の腕などに注射するお薬です。ペン型の器具になっており、針を刺す操作もボタンを押すだけで完了します。

日本国内では「2型糖尿病」の治療薬として承認されており、血糖を下げるお薬として使われてきました。その働きの中に食欲や胃の動きに関わるものがあることから、体重管理を目的とした使用についてもご相談をいただくようになりました。

商品名 マンジャロ皮下注アテオス
有効成分 チルゼパチド
お薬の分類 GIP/GLP-1受容体作動薬
使い方 週1回 皮下注射(原則として自己注射。ご来院いただき看護師が注射することもできます)
国内での承認 2型糖尿病
体重管理での使用 適応外使用(自由診療)
当院での入手経路 国内の医薬品卸売業者を通じた国内正規品(個人輸入品ではありません)

体にどう働くのですか

食事をすると、腸から「GIP」「GLP-1」という2つのホルモンが出ます。どちらも、食べたあとに体を整えるために自然に分泌されているものです。

この2つのホルモンの主な働き

  • 血糖の状態に応じて、インスリンの分泌を助ける
  • 胃から食べ物が送り出される速さをゆるやかにする
  • 満腹感に関わる

チルゼパチドは、この2つのホルモンの受け皿(受容体)の両方に働きかけるお薬です。そのため、食事の量が自然と抑えられる、食後の血糖の上がり方がゆるやかになる、といった変化が知られています。

ただし、感じ方や変化には個人差があります。お薬だけに頼るのではなく、食事と運動を含めた生活習慣とあわせて取り組んでいただくことが大切です。


マンジャロが体に働くしくみの図解。食事で腸からGIPとGLP-1が分泌され、チルゼパチドが両方の受容体に働きかける。従来のGLP-1受容体作動薬との違いもあわせて解説
マンジャロが体に働くしくみの図解。食事で腸からGIPとGLP-1が分泌され、チルゼパチドが両方の受容体に働きかける。従来のGLP-1受容体作動薬との違いもあわせて解説

マンジャロが体に働くしくみと、従来のGLP-1受容体作動薬とのちがい

GLP-1受容体作動薬とのちがい

「GLP-1」という言葉を聞いたことのある方も多いと思います。従来からある注射薬の多くは、GLP-1の受容体だけに働きかけるお薬です。

マンジャロは、GLP-1に加えてGIPの受容体にも働きかける点が異なります。作用のしかたが違うため、体調の変化や副作用の出方も人によって異なります。

働きかける相手が多いから必ず良い、というものではありません。どのお薬が適しているかは、これまでの病気やお薬、体調、生活のリズムによって変わりますので、診察のうえ医師が判断します。

使い方と用量

週1回、同じ曜日に

原則として週1回、同じ曜日に皮下注射します。時間帯は決まっていませんので、忘れにくいタイミングを決めておかれるとよいと思います。食事の前後どちらでも構いません。

注射する場所は、お腹、太もも、二の腕です。同じ場所ばかりに続けて打たず、少しずつずらしていただくようご案内しています。

用量は6段階

マンジャロには2.5mg・5mg・7.5mg・10mg・12.5mg・15mgの6段階があります。当院ではすべての用量をお取り扱いしています。

原則として、いちばん低い2.5mgから開始します。体調や副作用の出方を確認しながら、医師が段階的に調整していきます。高い用量ほど適しているというものではありません。

他院ですでに高用量をお使いの方も、これまでの経過を確認したうえで、継続についてご相談いただけます。お薬手帳や、処方内容がわかる資料をお持ちください。

保管の方法・打ち忘れたとき

保管の方法

  • 冷蔵庫で保管してください
  • 凍らせないでください。凍ってしまったものは使用できません
  • 冷気の吹き出し口の近くは避けてください
  • 直射日光の当たる場所、高温になる場所での保管は避けてください
  • お子様の手の届かない場所に保管してください

打ち忘れたとき

2回分をまとめて注射することは絶対に避けてください。対応の仕方は、どのくらい間があいたか、これまでの経過によって異なります。自己判断せず、当院までご連絡ください。

使用できない方・慎重な判断が必要な方

次のような方には、原則として処方できない、または慎重な判断が必要です。当てはまるかどうかご不安な場合も、診察時にお聞かせください。

  • 妊娠中の方、妊娠している可能性のある方、授乳中の方
  • 近い時期に妊娠をご希望の方
  • 膵炎になったことがある方
  • 胆のうや胆管の病気がある方
  • 摂食障害の既往がある方
  • ほかの血糖を下げるお薬を使用中の方
  • ほかの医療機関で治療中の病気やお薬がある方

ここに挙げたものがすべてではありません。最終的な処方の可否は、問診と診察のうえ医師が判断します。

料金の目安

健康保険が使えない自由診療です。表示はすべて税込・1本あたりの価格です。

用量 通常価格 ご紹介割引価格
2.5mg 3,400円 3,000円
5mg 5,800円 5,400円
7.5mg 7,300円 6,900円
10mg 8,800円 8,400円
12.5mg 12,000円 11,000円
15mg 14,000円 13,000円

看護師が注射する場合

ご自身で注射するのが難しい方は、毎回ご来院いただき、看護師が代わりに注射することもできます。

初回の指導時 無料
2回目以降 1回につき(手技料) 550円
  • 初診料・再診料はいただきません。マンジャロのみをご希望の場合、お支払いはお薬代のみです。
  • InBody測定は、治療中の方はご希望により月1回まで無料です。同月2回目以降は1回1,000円です。
  • 用量・本数は、診察のうえ医師が判断します。
  • 料金は予告なく変更する場合があります。

当院での進め方

当院では、担当がそれぞれの役割でご説明します。診察の前に、まずカウンセラーが副作用と料金についてご説明します。

STEP 1カウンセラーによる事前のご説明

一般的に起こりうる副作用と、そのときの対応、料金についてご説明します。ご不明な点はどうぞ遠慮なくお尋ねください。ご説明を聞いたうえで、今回は見送るという判断もしていただけます。

STEP 2医師による問診・診察

ご説明を聞いて処方をご希望される場合に、医師の診察へお進みいただきます。これまでの病気やお薬、体調、生活習慣をおうかがいし、お薬を使えるかどうか(適応)を医師が判断します。用量もここで決まります。必要と判断した場合は、検査をご提案することがあります。

STEP 3看護師による使用方法のご説明

ペンの持ち方から注射の手順、保管の方法、打ち忘れたときの対応まで、看護師がご説明します。初回は院内で注射を行うことも可能です。ご自身で注射するのが難しい方は、毎回ご来院いただき、看護師が代わりに注射することもできます。

STEP 4ご納得いただいたうえで開始

適応外使用であること、期待される作用と副作用、ほかの選択肢、治療を受けないという選択について医師からご説明し、ご同意をいただいたうえで開始します。開始後も、体調を確認しながら継続の可否を判断します。

あわせてお読みください
起こりうる副作用と、症状が出たときの対応については、「マンジャロの副作用について」で詳しくご説明しています。

よくあるご質問

Q. どのくらいの頻度で使用しますか?

原則として週1回、同じ曜日に皮下注射します。用量や継続期間は診察のうえ医師が判断します。

Q. 最初から高い用量を選べますか?

原則として低用量から開始します。高用量ほど適しているとは限らないため、体調や副作用を確認しながら医師が段階的に調整します。

Q. 自分で注射できますか? 痛くありませんか?

基本的にはご自身で注射していただきます。ペン型の器具で、ボタンを押すだけで注射できます。針は細く、痛みの感じ方には個人差がありますが、「思っていたより痛くなかった」とおっしゃる方が多いです。初回は院内で注射を行うことも可能で、看護師が使用方法をご案内します。

ご自身で注射するのが難しい方は、毎回ご来院いただき、看護師が代わりに注射することもできます。初回の指導時は無料です。2回目以降、看護師が注射する場合は1回につき手技料550円(税込)をいただきます。「自分では打てそうにない」という方も、どうぞご相談ください。

Q. 糖尿病ではありませんが、使えますか?

糖尿病ではない方が体重管理を目的として使用する場合は、国内で承認された効能・効果とは異なる適応外使用となります。処方できるかどうかは、診察のうえ医師が判断します。

Q. 健康保険は使えますか?

体重管理を目的とした処方は自由診療です。健康保険は適用されず、診察料・お薬代はすべて自己負担となります。

Q. どのくらいで変化がありますか?

感じ方や変化には個人差が大きく、体重の減少やその他の結果を保証するものではありません。食事と運動を含めた生活習慣とあわせて取り組んでいただくことが大切です。

Q. やめたあとはどうなりますか?

中止後に体重が戻ることがあります。中止の時期や進め方についても、診察でご相談いただけます。

Q. 採血は必要ですか?

基本的に必須としていません。ただし、これまでの病気やお薬、診察の結果によっては、医師が検査をご提案する場合があります。

Q. 他院で処方を受けていましたが、当院で続けられますか?

これまでの用量、使用していた期間、最終の投与日、副作用の有無などを確認したうえで、継続についてご相談いただけます。お薬手帳や処方内容がわかる資料をお持ちください。

Q. 妊娠中・授乳中でも使用できますか?

妊娠中の方、妊娠している可能性のある方、授乳中の方には、原則として処方できません。診察時に必ずお申し出ください。

自由診療・適応外使用に関する表示

治療内容 チルゼパチド製剤「マンジャロ」を週1回皮下注射する自由診療です。原則として自己注射ですが、ご来院いただき看護師が注射することもできます。
承認状況 マンジャロは国内で2型糖尿病治療薬として承認されています。体重管理・医療ダイエットを目的とする使用は適応外使用です。適応外使用における有効性・安全性は、国内で承認された効能・効果および用法・用量と同様に確認されているものではありません。
入手経路 国内の医薬品卸売業者を通じて、国内承認品を入手しています。個人輸入品ではありません。
国内承認薬の有無 マンジャロと同じ有効成分「チルゼパチド」のお薬として、肥満症を効能・効果とする「ゼップバウンド」が国内で承認されています。成分の異なる別のお薬ではなく、販売名と、承認されている効能・効果が異なります。ゼップバウンドの使用にあたっては、対象となる方の条件、実施する医療機関、治療方法等が定められています。
主な副作用 悪心、嘔吐、下痢、便秘、腹痛、消化不良、食欲減退、腹部膨満、胃食道逆流、注射部位反応、疲労などが起こることがあります。
重大な副作用 低血糖、急性膵炎、胆石症・胆嚢炎・胆管炎、アナフィラキシー、血管性浮腫、脱水にともなう急性腎障害などが生じる可能性があります。
費用 1本あたり3,400円から14,000円(税込)。ご紹介割引が適用される場合は1本あたり3,000円から13,000円です。用量、割引の適用有無によって異なります。初診料・再診料はいただきません。マンジャロのみをご希望の場合、お支払いはお薬代のみです。看護師が注射する場合は、初回の指導時は無料、2回目以降は1回につき手技料550円です。InBody測定は月1回無料、同月2回目以降は1回1,000円です。
救済制度 適応外使用による自由診療のため、医薬品副作用被害救済制度の対象とならない可能性があります。
効果について 治療結果には個人差があり、体重減少その他の結果を保証するものではありません。

参考にした公的資料

  • PMDA(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構)「マンジャロ皮下注アテオス」添付文書・患者向医薬品ガイド
  • 厚生労働省「医療法における病院等の広告規制について(医療広告ガイドライン)」

この記事の監修について

本記事は、新宿しまだ内科クリニック 理事長 島田昌彦が内容を確認したうえで公開しています。記載内容は公開時点の情報にもとづく一般的なご説明であり、個々の患者様の診断・治療に代わるものではありません。ご不安なことや、ご自身に当てはまるかどうかは、診察の際に医師へご相談ください。

新宿しまだ内科クリニック

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